あの人さんの趣味の備忘録

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バビロン 7話感想

公式ページのビジュアルの白い破け痕がそれぞれのキャラの死亡状況を表しているという凝りよう。twitterのつぶやきだかで見て初めて知った。


齋ちゃんは死というものを選択肢のひとつとしてしっかりと扱えるようにしたいわけか。なるほどね。誰かを生かすための死、何かを成すための死、そして安直な逃避としての死を抑制するために自殺法はあるわけね。

しかし、どうやっても生きていくことが前提の世界で自死を平等に合法的に正しく扱うのことはかなり難しいでしょうね。そこはどう取り繕おうと本質的には変わらないかな。制定まではいけるだろうけど長期的な運用、維持は不可能に近いかと。

そんな感じでこのまま死を見つめる話かと思ったら、いきなり稚拙な善悪をぶっ込んできますねぇ。まぁ、最初から裁けない悪と強引な正義というところで善悪は描かれていましたが、いくらテーマが善悪だからってここで流れをぶった斬ってねじ込むかねぇ。ま、その唐突さがまどちゃんらしさなのかな、とも思うけど。

齋ちゃんも理性的に事を進めるのかと思いきや愛ちゃんという暴走要因を手札に握って使ってくるし、行動に対する意図が今のところめちゃくちゃだよね。

 

九字院さん曰く、愛ちゃんの手法は感覚としてはイクときに近いらしい。コントロール出来ない感情に支配され、衝動的に死を選ぶわけか。その感情に名前を付けるとしたら死に結びつくから罪悪感、と。理性では破滅に向かうことは分かっているけど衝動が理性を上回るわけね。

ま、殺人に何も感じていないあたり愛ちゃんは罪悪感の欠如した子供なんだろうなぁ。そりゃ一般常識から見ると人の手に余る怪物なわけだ。

 

愛ちゃんの言っていることには理はある。悪を悪と認めた上でなお、その手段を選ばざるを得ない状況では悪事を通して感情と向き合うことに意味・価値は出てくる。例えば介護疲れで親を殺すだとか子育てに疲れて子供に手をかけるだとか。法律で裁けない犯人を自分の手で殺すとか。貧困街で生きていく為に盗みをはたらくとかもそうですな。

あとは悪しか表現方法を知らない場合かな。殺人欲求だとかかな?あとは依存状態の薬物購入とか?例があまり浮かばないけど、それしか手段を知らない、分からない場合などサイコパスチックな感じもあるかな。その場合にも悪事には意味や意義が生じると思う。

しかし、愛ちゃんの言っていることに理があるだけで愛ちゃんのやっていることには意味がないんだよね。あくまで代弁しているだけで当事者ではない。今回の護衛の排除は齋ちゃんから頼まれたことかもしれないけれど瀬黒さんや筒井さんに関しては完全にかまって欲しいから一番目を引く形として殺人をとっただけにすぎないよね。

瀬黒さんに目隠しと口も塞いでるあたり絶叫や苦痛を見て楽しむ意図は感じないし、わざわざ切り取り線を書くあたり単なる遊びの一環にしか感じていない印象がある。つまり殺人に特別な意味を見出していない。ただ選択肢の中で一番有効だからやったにすぎないわけだ。そうなってくるとその行為自体に意味はないのだから殺人行為を通してその人の感情に向き合う必要性が全く無くなってくる。

だから彼女のやっていることには意味はないけど言っていることには理があるからただの代弁者なんだよなぁ。そんな愛ちゃんとわざわざ向き合う構図にしちゃうと構図と行動がチグハグすぎる。そうなってくると終わり方がまたカドみたいにぶん投げる方向になってくるんだろうなぁ。

 

次回が12月末とかだいぶ変則的だよね。とりあえずここまでは楽しめたので良し、だな。あとは期待せずに最後まで見るかな。今回の結末はどうぶん投げるのかな?