あの人さんの趣味の備忘録

アニメ、栽培、イモリなど、趣味に関しての記事を書いていきます。

劇場版SHIROBAKO 感想

再上映版、見てきました。

コロナで見るのを自粛していてそのままだったので再度やってくれてありがてぇ。

来場者特典はまとめて盛り盛り。やはり在庫抱えてたのかな?


アニメの復習とかせずに普通に見に行ったから、なんというか久々過ぎてキャラとかうろ覚え。

まぁ、でもアニメで出てきたキャラ総出演といった感じで懐かしい。

全体としては、あぁ…SHIROBAKOってこういうアニメだったなぁ、という感じ。実にSHIROBAKOらしい話でしたね。

7.1chでサウンドバリバリのしかやってなかったからアレだけど、SHIROBAKOを見るものじゃないな。低音が響く感じで最後の戦闘シーンとか映えてたけど、どうせならfate HFとか戦闘バリバリのやつを見たほうがサウンド的には合ってた。あまり関係のない話。

 

では、だらだらと感想を書いていく。


冒頭は、着くのがギリギリだったので若干見逃したけど、ちびキャラ使ってアニメのあらすじをやってた。アニメって今から5年も前のものなのか。少し昔と思っていたけどだいぶ前の作品になるのか…。時が経つのは早いなぁ。そんなわけでアニメのあらすじをパパッとやってくれたのは良き。

今回の話はアニメから4年後の話。だいたい現実と時間軸を合わせてきた感じですね。

開始からラジオでアニメの廃りとか最近円盤売れないとかメタ入れるところは良き。

そしていつものスポーツカータイプの車とのカーチェイスかと思いきやエンスト。

むさニの営業車も年季が入った感じに仕上げてるし、時の流れとアニメの廃れを感じさせるいい演出。

むさニも壁面ツタだらけだし。いや、そんなボロっちく描いて、むさニに何があったし!という徹底ぶり。


むさニ担当話をみんなで見るシーン。みんな勢揃いからパッと人数減らすのは寂しさに溢れる演出だよなぁ。急に現実に引き戻される感じ。みんな、それぞれ夢を叶えて出て行ったりしてるから嬉しいやら、でも寂しいやら。直接、ではなく担当話だけってところも、それだけ今のむさニの力が無いってことなんだよね。下請け感満載。


いつもの5人メンバーでの飲み会。社会人になってもあぁしてみんなで集まれるっていうのは貴重。みんなそれぞれ頑張って前へと進んでいる感じ。ビールジョッキのいい飲みっぷりw

おいちゃんはまぁ、今のむさニがアレだから仕方ないけど、プロデューサーとしてまとめ役をちゃんと勤め上げてる。エマちゃんはフリーランスっぽい感じでやってる。ずかちゃんは声優の方はあまり仕事が来ないけどレギュラー番組でリポーターしてる。りーちゃんは脚本家として何本か作っている期待の若手ポジ。みーちゃんはグラフィッカーのチームのリーダーとして後輩とのやりとりに苦戦しつつも頑張ってる感じ。

みんなそれぞれ頑張って進んでるけどどうにも中途半端な位置にいるよね。若手の中堅どころとして伸び悩んだり苦労したりしてる。

ずかちゃんは子供声優へのインタビューで声優さんですか?とか逆に聞かれるところを流されるし。空元気で誤魔化そうとするずかちゃんに涙。

みーちゃんはチームリーダーとして頑張ってるけど自分のこだわりというかストイックさをメンバーへの指示出しとして使ってるところが不器用さ、だよね。チームとしての制作物のクオリティの追求とメンバーのモチベーションとのバランス。難しいところよね。

りーちゃんは脚本家として仕事を何本か任されるようになってきたけど、勢いで誤魔化そうとしたり粗が出てきてますね。仕事は振られるようになってきたけどそれに見合う実力がまだ伸びきっていない感じ。若手って感じがする微妙な実力不足だよね。

お先真っ暗な七福神の船。仕事、情熱、夢、現実、それぞれが中途半端で暗中模索。見切りをつけられるほど達観していない、この感じ。


太郎は演出として大輔くんとコンビを組んでバリバリやってるんだね。おいちゃん使ってあっしーですか。相変わらず太郎の中で矢野の姐さんの存在は大きいらしい。

葛城さん、感情が爆発するとおねェ言葉になるのか。分かりやすい。

力関係としての、葛城さんのポジションがいまいちピンとこなかったけど、実質企画倒れしてる作品を土壇場で告げられて泣く泣くむさニに駆け込むところから話が動いていく形。


むさニが衰退したのは元社長が付き合いの長い会社とアニオリ作る企画だったのが、実は企画がまだ未承認のままで進んでいて、向こうの代表交代で事実が明るみに出てそのまま中止に。見切り発車で進めていたのがまずかったところだね。付き合いが長いから大丈夫だろうという元社長の判断が裏目に出た形。進みがトントン拍子で勢いがあっただけにメンバーの落胆が。そこから社長交代で渡辺さんになって仕事も下請けに戻って今に至る、と。


元社長は今はバーを開いているのか。よく打ち上げでカレー作ってたもんな。懐かしの味を食べて思わず涙するおいちゃん。好きだけじゃ、いつか挫折する。自分は何がしたいのか、それがないと続かない、とは響きますね。好きを仕事にするという難しさ。好きという気持ちだけだと結局自分の気持ちの熱量のみで仕事を乗り切っているだけになるから燃え尽きるとそこで終わっちゃうんだよね。好きなことを仕事にしてると元々の熱量があるから尚更。熱が冷めると気持ちだけで仕事をしていたから中身が空っぽなことに気付かされる。目的意識を持たないと続かないとはこの事なんだよな。


ずかちゃんはリポーター方面で人気が出てきてるけど、本当はもっと声優方面をバリバリやりたいという悩み。大先輩からのアドバイスが粋だよな。掛け合いから答えを引き出すとか。言ってみなければ分からない、とはその通りなんだよな。遠慮して言わないままだとそれっきり。会社も仕事ぶりは見てるけど、こっちの要望は言わない伝わらない。向こうの意図も話さないと分からないしな。ダメならダメと言われるだけだし、良ければGOサイン出るし。言わなければ何も起きないし進まない。言うのはタダだしね。


本田さんは順調にケーキ屋さん続けてるんだな。万策尽きた雰囲気は草w

渡辺さんからの話に悩み、そして決意をかためるおいちゃん。アニメを作ろう、がミュージカル風だったのが面白い演出。あれはSHIROBAKOっぽかった。尺伸ばし感はあったけど。

葛城さんからの劇場版アニメ制作の話に即答するおいちゃん。あの即答具合がおいちゃんの決意のかたさを表してるよね。


そこからはおいちゃんがかつての仲間たちに声をかけてかき集めて、劇場版アニメ制作へと一同邁進。

監督がすっかりと意気消沈してましたね。動けないデブはただのデブとか、本田さん動きがキレッキレ。モンブランの頂に挑まない者にはモンブランは食べさせない、とか上手いことを言う。

遠藤さんは頓挫した作品への未練がズルズルでしたね。その悔しさをバネに出来ずにふて腐れ中。瀬川さんからストレートに正論をぶつけられ、下柳さんからお前のSIVAを見てみたいと期待をかけられる。飴と鞭ですね。それにしてもふて腐れても信じて静かにそばで支えてくれる嫁ちゃんは良い子だな。良い子過ぎだろ。

小笠原さん、ジャージ姿を見られて否定するところからの普段着でキリッとするのが可愛かった。


みーちゃんのショートスリーパーなので大丈夫です発言には流石にストップがかかりましたね。やりたい気持ちは分かるけど仕事は完遂出来てこそですからね。キャパオーバーならはっきり無理と判断して伝えるのもチームリーダーの大事な仕事。その上で仕事の配分を他チームに振るなど考えるのがさらに上の役職の仕事だからね。


舞茸さんの行き詰まり会議はあんまり意味なかったね。みんな、自由に、好きなように、では相談の意味がない。そこでりーちゃんに頼るのか。キャッチボールをしつつの会話が子弟関係でもあり、ひとりの脚本家としての相談でもあり、だったな。素直に、奇譚のない意見を言えるりーちゃんはまっすぐだよな。それ故に人とぶつかる時もありそうだけど。


監督の牢獄入りは久々。

まだあったのかあの部屋。矢野さんの監督の扱いが慣れたものだな。脱獄したところでちょうど良く現れて、ハウスで素直に従う監督。天井に張り付き、背後をとり脱獄する監督の身体能力。窮鼠猫を噛む的な?


そして遂に完成間近。で、元依頼側からいちゃもん。着物着て討ち入り風なのがSHIROBAKOらしさ。宮井さんとは出会ってすぐ呑んだ仲だもんな。息ぴったり。序盤の尻拭い担当ですか?からのヤケ酒の流れは綺麗な流れだったw

討ち入りの流れの良さと勢いは流石。

そして無事完成。かと思ったらみんな微妙に納得してない感じ。監督としては前回の事もあり、未完で終わらせたくないから、っていう気持ちは分かる。現実的な妥協だよね。でもそこでやりましょうと言えるおいちゃんは清々しいよな。乗ってくれるみんなも。良いチームだよな。

そこで余裕のクランクアップからいつものように急遽変更でギリギリ滑り込みセーフに。でも納得のいくものが出来たのなら良かった。


最後にチケットを元社長に渡しに行くところで、これが今のむさニです、と胸を張って言えるのが凄いよな。それだけ足掻いて全力疾走して納得出来るものが出来たんだろうね。

最後の締めはおきまりのどんどんドーナツ。

そして、SIVAのエンドを流してエンドロール。SIVAのエンドも綺麗にまとまる感じではなくて足掻いて足掻いて、それでもやっと脱出できてなところがまた。今回の話の総まとめみたいな内容で涙。

ロロも言ってたけど人生ってオレたた、というか仕事は戦いだよな。これからだ!というよりは適宜だよね。

エンドロールの後日談シーンも良かった。


良い意味でアニメ版そのままの劇場版でしたね。どん底からチャンスに飛びついて足掻いて足掻いて、一波乱あって、出来に納得いかなくて急遽直して、やっと完成。

キャラ総出だったけど、それぞれがそれぞれの道を進んでいたり引きずっていたりと、ちゃんと4年という歳月を感じられた部分も良き。変わっていくものもあるけど、変わらないものもあるって感じが良き。

いやぁ、満足満足。

しかし、あれだけ登場人物居て全員活かしてくるとか凄いよな。


今回も長々と書きましたがざっとこんな感じかな。